神無月に出雲へ行かない神の真相!恵比寿様が留守番する理由と諏訪の謎

神無月に出雲へ行かない神の真相!恵比寿様が留守番する理由と諏訪の謎

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インターネット上の質問掲示板やSNSでは、毎年秋になると「神無月に地元の神社へ行っても、神様が出雲へ旅行中だからお参りしても意味がないのでは?」「祈願を届けるなら11月まで待つべきか」という書き込みが目立ちます。編集部が神道関係者や複数の神社宮司に取材を行ったところ、この疑問に対する回答は極めて明確でした。

全国の神社を包括する神社本庁の基本的な神道教義において、神仏の霊魂は「分霊(わけみたま)」という性質を持っています。これは、ひとつのロウソクから別のロウソクに火を移しても、元の火が消えることも減ることもなく、まったく同じ炎が燃え続ける様子に例えられます。

神社本庁所属の神職は現場の実情について次のように語ります。

「神道において、神様は物理的な肉体を持って移動されるわけではありません。出雲へ赴いて大きな縁結びの合議を行われる一方で、ご自身の御魂は常に鎮座する本殿に宿り続けています。したがって、神無月だからといって地元の神社が無人になることは一切ありません。むしろ、留守を守る恵比寿様や地主神に対する日頃の感謝を捧げる好機として、積極的にご参拝いただくのが古来の礼儀です」

実際に神社を訪れる参拝者の間でも意識の変化が見られます。大手SNS上の定点観測データによると、「神無月だから参拝を控える」という声はごく一部に過ぎず、近年では「留守を守ってくれている留守神様に特別な感謝を伝えに行く月」として、地元の氏神神社やえびす神社へ足を運ぶ熱心な参拝者が確実に増加しています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。