Web上の相談窓口である携帯知恵袋や大手SNSの投稿、さらには医療機関の臨床手記を調査すると、被害の約7割が「室内で就寝中」または「入浴・脱衣時」に発生している実態が浮き彫りになります。ムカデは湿度の高い環境を好み、夜行性であるため、寝具に潜り込んで寝返りを打った人間の肌に触れた瞬間、防衛本能から反射的に噛み付くケースが典型例です。
「熱湯をかけられたような痛みで飛び起きた」「タバコの火を押し付けられたような感覚だった」という証言が多数を占めます。よこはま港南台形成クリニックをはじめとする救急・皮膚科の臨床報告によれば、成体だけでなく体長数センチの幼体であっても大人と同等の毒腺を有しており、噛まれれば激しい局所炎症を引き起こします。刺された本人が「何に噛まれたか分からない」パニック状態に陥るケースが多く、傷口の早期確認が適切なトリアージにつながります。