『手と手』のコードプログレッションが持つエモーショナルな魅力は、アコースティックギターにとどまりません。近年では、手と手 ピアノコードや手と手 ウクレレコードを用いて、独自のカバーアレンジを楽しむプレイヤーが急増しています。
鍵盤楽器(ピアノ・キーボード)で演奏する場合、ギターのようなカポタストによる移調ができないため、原曲キー(E♭)で弾くか、キーを全音下げて「キーC」または「キーD」に移調して弾くのが定石です。ピアノにおける手と手 コード進行解説のハイライトは、「左手でルート音(根音)の下降ラインを追うこと」にあります。
右手で「D - A - Bm - F#m」のシンプルな和音転回形(コードフォームを大きく動かさず、トップノートの音程を揃えるボイシング)をキープしつつ、左手のベース音を「レ → ド# → シ → ラ」と滑らかに下降させていくことで、クリープハイプ特有の叙情的な世界観が鍵盤の上に見事に再現されます。
一方、4本の弦で構成されるウクレレでは、手と手 ウクレレコードの押弦難易度はギターよりもはるかに低くなります。ウクレレの標準チューニング(G-C-E-A)において、キーCに移調して演奏する場合、主要コードであるC、G、Am、Emは指1本〜3本で簡単に押弦可能です。ウクレレ特有のコロコロとした素朴なトーンで演奏する『手と手』は、原曲の鋭角的なエッジとは対照的な、聴き手の心を解きほぐすアコースティックバラードへと昇華されます。