アサギマダラを自宅に呼び寄せるには、十分な花数と健康な株立ちが欠かせません。春先に流通する園芸店やネット通販のフジバカマの苗を入手し、秋の開花に向けて仕立てていきます。
栽培時の重要なポイントは3点に集約されます。
① 原種系(またはフジバカマ交配種)を選ぶ
流通している苗の中には、観賞用のアメリカフジバカマ(白花)やユーパトリウムなどもあります。アサギマダラが好むのは、ピロリジジンアルカロイドをしっかり含む日本の自生種系フジバカマやその園芸交配種です。購入時は「アサギマダラが好む」等の表記を確認するのが確実です。
② 日当たりと適湿な土壌の確保
フジバカマは本来、河川敷や湿地に自生する植物のため、日当たりの良さと適度な湿り気を好みます。極度の乾燥に弱いため、地植えの場合は腐葉土をすき込み、鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
③ 初夏の切り戻しで花数を倍増させる
6月頃に草丈が30〜40cm程度まで伸びたら、先端を半分ほど切り戻します。こうすることで脇芽が増え、秋に咲く花のボリュームが格段にアップします。花穂が多く香りが強くなるほど、上空を通過するアサギマダラに見つけてもらいやすくなります。