教育ジャーナリズムの観点から、本書を自信を持って推薦できる受験生と、購入に慎重になるべき受験生の境界線を明確に提示します。
本書を強く推奨する受験生
第一に、東大・京大・旧帝大・国公立大医学部など、配点の高い英作文が課される難関志望者です。第二に、すでに共通テスト模試で7割5分以上を安定して得点でき、単語・文法の基礎インプットを完了している人です。また、自由英作文で様々な出題バリエーション(図表問題やメール形式など)に備え、抜け穴をなくしたい受験生にとって、本書以上の網羅性と論理性を持つ一冊は見当たりません。
使用に慎重になるべき受験生
一方で、共通テストレベルの英文法や長文読解に不安が残る人(得点率6割未満)は、本書を開く前に『大岩のいちばんはじめの英文法』や標準的な文法問題集で穴を埋めるのが先決です。また、私立大学志望で英作文が「数行の短文和文英訳」しか出題されない場合、自由英作文編の50題は明らかにオーバーワークとなります。その場合は、より短文英訳に特化した薄い問題集を選択する方が、受験戦略上のコストパフォーマンスは高くなります。