「BS放送=すべて有料チャンネル」という思い込みを抱く視聴者は今なお後を絶ちません。しかし、日本の衛星放送の仕組みを紐解くと、BS無料放送と有料チャンネルの違いは極めて明確に区分されています。スカパー!などのCS放送やWOWOW、スターチャンネルといった有料チャンネルは月額料金の支払いやB-CAS/A-CASカードの契約認証が必要ですが、民放キー局系が運営するBS各局は地上波と同様にスポンサー広告費で運営されているため、電波を受信できる環境さえあれば完全無料で24時間視聴可能です。
現在、追加料金なしで常時視聴できる無料BSチャンネル一覧には、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジのキー局系をはじめ、独立系のBS11(イレブン)、BS12 トゥエルビ、吉本興業が運営するBSよしもと、さらにジャパネットグループのBS10(旧BSJapanextとスターチャンネルが統合)などが名を連ねています。これらは有料チャンネルのようなスクランブル(暗号化)がかけられておらず、テレビに電波が届いていればリモコンのチャンネル番号を押すだけですぐに高画質な映像が映し出されます。
ネット上で話題を集める「無料で見る裏ワザ」の正体は、違法な機器を使うものではなく、すでに整っている住環境の設備を正しく利用するか、あるいは民放各社が公式に展開している無料インターネット同時配信・見逃し配信インフラを賢く組み合わせる手法に他なりません。