歯茎の中の歯石取りは激痛?麻酔・費用と通院回数の真実を徹底解剖

歯茎の中の歯石取りは激痛?麻酔・費用と通院回数の真実を徹底解剖

歯茎の中の歯石取りは激痛?麻酔・費用と通院回数の真実を徹底解剖についての最新情報を徹底解説します。

「なぜ1回の通院で口全体の歯石を取ってくれないのか」「通院回数が多すぎる」という不満は、ネットの相談窓口でも常に上位に挙がる疑問です。結論から言えば、日本の健康保険制度における診療報酬規定が、歯周ポケット内部の歯石取り(SRP)に関して厳密なルールを定めているからです。

保険診療において歯茎の中の歯石取りを行う場合、まずは事前の歯周病検査(プロービング)と歯肉炎の基礎治療、縁上歯石の除去が義務付けられています。その再評価検査を経て初めて、深いポケットが残存する部位へのSRPが保険適用として認められます。さらに、麻酔を広範囲に一度に打つと術後の咀嚼事故や体調異変を招く恐れがあるため、口内を4分割または6分割し、1回の診察で1〜2ブロックずつ慎重に進めることが医学的・制度的に定められているのです。

このため、保険適用の枠組みで奥深くの歯石をすべて除去するには、検査や全体クリーニングを含めて最低でも4〜6回の通院が必要となります。1回あたりの窓口負担額は、3割負担の患者で再診料・処置料・麻酔料を含めておよそ1,000円〜2,500円程度です。初診料や事前の全体検査を含めた総額で見ると、全顎治療でおよそ6,000円〜15,000円前後の出費が標準的な目安となります。

一方で、多忙なビジネスパーソンを中心に「1回または2回の短期間で完了させたい」という需要も根強く存在します。これに応える選択肢として、自由診療(保険外)による「フルマウスSRP」や最新の「歯科用レーザー併用治療」を導入するクリニックが増加しています。全顎を1日で集中的に清掃できる利点がある反面、費用は全額自己負担となり、相場として5万円〜15万円前後の費用が発生します。自らのスケジュールと経済的負担を天秤にかけ、選択することが求められます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。