日光東照宮の見ざる聞かざる言わざる|全8枚の人生劇と4匹目の真相

日光東照宮の見ざる聞かざる言わざる|全8枚の人生劇と4匹目の真相

日光東照宮の見ざる聞かざる言わざる|全8枚の人生劇と4匹目の真相を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

Q1:神厩舎の三猿は、左からどのような順番で並んでいますか?
A1:現地で正面から向かって見ると、左から「聞かざる(両手で耳を塞ぐ)」「言わざる(両手で口を塞ぐ)」「見ざる(両手で目を塞ぐ)」の並び順になっています。一般的な語順である「見ざる・聞かざる・言わざる」とは並びが逆になっているため、現地で確認する際の定番の発見ポイントです。

Q2:なぜ神社である東照宮の馬小屋に猿の彫刻があるのですか?
A2:陰陽五行説や古代からの民間信仰において、「猿は馬の病気を防ぎ、健康を守る守護獣」とされていたためです。室町時代から江戸時代にかけて、武家では厩舎に猿を飼ったり猿の頭骨を魔除けとして祀ったりする習俗があり、東照宮のご神馬を守るために猿の意匠が選ばれました。

Q3:有名な「眠り猫」は三猿の近くにあるのですか?
A3:三猿がある「神厩舎」は表門をくぐってすぐの広場にありますが、「眠り猫」はさらに奥の陽明門をくぐり、本社の東回廊(奥宮へ通じる門の上)にあります。神厩舎から歩いて数分の距離ですが、眠り猫は梁の上の非常に高い位置にありサイズも小さいため、通り過ぎてしまわないよう頭上を注意深く見上げる必要があります。

Q4:2017年の修理後「顔が変わった」と言われましたが、現在は元に戻ったのですか?
A4:元に戻した(再修理した)わけではなく、塗り替え直後の極彩色が年月の経過によって木肌に自然と馴染みました。胡粉や岩絵の具などの天然顔料は、紫外線や外気によって徐々に落ち着いた風合いに変化します。2026年現在は修理直後の鮮烈なコントラストが和らぎ、往時の品格ある表情へと落ち着いています。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。