原稿用紙を書き終えた後、多くの高校生が犯す致命的なミスが「タイトルの手抜き」です。「『〇〇』を読んで」というタイトルは、審査員や採点者に対して「私は思考を放棄しました」と宣言しているに等しい行為です。
優れた読書感想文タイトルの付け方には、明確な型が存在します。それは「象徴的なメインタイトル(主題)」+「『書名』を読んで(副題)」という2段構成です。
読書感想文タイトルの付け方|劇的改善サンプル
- 悪例:『こころ』を読んで
- 改善例:エゴイズムの檻を越えて――夏目漱石『こころ』が暴いた私の欺瞞
- 悪例:課題図書を読んで感じたこと
- 改善例:「支援」という名の暴力――他者の沈黙に耳を澄ませる覚悟
タイトルを決定した後は、提出直前の「推敲(すいこう)」に全神経を集中させてください。原稿用紙のルール違反(段落冒頭の1マス空け忘れ、促音・拗音の処理、句読点「、」「。」を行頭に置いてしまうミス)は、どれほど内容が優れていても無慈悲に減点されます。声に出して音読し、主語と述語のねじれがないかをチェックすることが、最後の1点を死守する防壁となります。