帝王切開の術後ケア全記録|痛みのピーク時期と傷跡を残さない秘訣

帝王切開の術後ケア全記録|痛みのピーク時期と傷跡を残さない秘訣

帝王切開の術後ケア全記録|痛みのピーク時期と傷跡を残さない秘訣に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。

Q1:帝王切開後の排ガス(おなら)や便が出なくて苦しい時はどうすればよいですか?
A1:手術時の麻酔や開腹操作により腸の動きが一時的に麻痺しているためです。最も効果的な対処法は、痛みをコントロールした上で可能な範囲で歩行すること(早期離床)です。また、病室のベッド上で足首を上下に動かす足首回し運動や、助産師の指導のもとで横を向く体位変換を行うことで腸の蠕動が促されます。排便時にいきむと傷が痛むため、便を軟らかくする酸化マグネシウムなどの緩下剤を処方してもらい、傷口を手やクッションで軽く押さえながらゆっくり息を吐いて排便するのがコツです。

Q2:術後のシャワーはいつから入れますか?傷口を直接洗っても大丈夫でしょうか?
A2:多くの医療機関では、術後経過が順調であれば術後2〜3日目からシャワー浴が許可されます。現在の創部は防水フィルムや医療用ボンド、マイクロポアテープで保護されているため、水濡れ自体は問題ありません。洗う際は傷口をタオルでゴシゴシ擦ることは絶対に避け、低刺激性の石鹸をしっかり泡立てて手のひらで優しく泡を滑らせるように洗い、ぬるま湯のシャワーで十分に洗い流してください。入浴後は清潔なタオルを軽く押し当てて水分を拭き取ります。

Q3:傷跡ケアテープ(アトファインなど)はいつからいつまで貼り続けるべきですか?
A3:抜糸後(または医療用接着剤が剥がれた後)、皮膚の上皮化が完了して浸出液が出ていないことを医師が確認した直後(通例は術後1〜2週間前後)から貼り始めます。肥厚性瘢痕の形成リスクが最も高まるのは術後1〜3ヶ月の間ですが、皮膚のターンオーバーと瘢痕組織の成熟には時間を要するため、最低でも術後3ヶ月、できれば術後6ヶ月間の継続貼付が形成外科学的に推奨されています。

Q4:退院後に熱が出たり傷が痛んだりした場合、受診すべき目安は?
A4:38度以上の発熱が認められる場合、傷口の周囲が赤く腫れ上がり熱を持っている場合、あるいは黄色い膿や悪臭を伴う分泌液が出ている場合は創部感染(手術部位感染:SSI)が疑われます。また、下腹部に激しい差し込むような痛みが続く場合や、生理2日目以上の出血が止まらない場合は子宮復古不全や骨盤内感染症の可能性があります。これらは決して自己判断で様子を見ず、手術を受けた産科施設へ速やかに電話連絡のうえ受診してください。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。