Q1:朝と夜で血圧の差が20mmHg以上あるのは異常ですか?
A1:明らかな異常パターンであり、臨床的に警戒すべき状態です。朝の血圧が夜よりも20mmHg以上高い場合は「早朝高血圧(サージ型)」と判定され、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管イベントの発症リスクが正常型の人に比べて数倍に跳ね上がります。一度きりではなく連日続くようであれば、記録した手帳を持って循環器内科を受診してください。
Q2:降圧剤を毎朝飲んでいるのに、翌朝の血圧だけが下がりません。夜飲むように勝手に変えてもいいですか?
A2:自己判断で服薬時間を変えるのは絶対に避けてください。薬の種類によっては夜間に血圧が下がりすぎて脳虚血(脳梗塞の一種)を引き起こすリスクや、急激な立ちくらみで転倒する危険があります。まずは朝晩2回の血圧記録を2週間分揃え、主治医に「朝だけ血圧が下がらない」事実を伝えてください。作用時間の長い薬剤への変更や、夜服用への変更指示を医師から受けるのが安全な解決策です。
Q3:朝の測定で、1回目が高くて2回目が低かった場合はどちらを記録すべきですか?
A3:原則として「2回測定した平均値」を記録します。1回目が高く出たからといって「失敗した」と見なして排除してはいけません。目覚めて動き始めたばかりの血管にかかっているリアルな負荷を医師が把握するために、1回目と2回目の両方の数値をメモしておくか、スマート血圧計のログをそのまま医師に提示するのが最も正確な診断につながります。