猫の目の色が変わる秘密と全種類一覧!病気の見分け方まで徹底解明

猫の目の色が変わる秘密と全種類一覧!病気の見分け方まで徹底解明

猫の目の色が変わる秘密と全種類一覧!病気の見分け方まで徹底解明の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

猫の瞳の色は、虹彩に含まれるメラニン色素の「量」と「光の屈折率」によってグラデーションのように分かれます。メラニン色素が極めて少ない状態から、豊富に蓄積された状態へと順を追うことで、基本的な4系統(グリーン、ヘーゼル、アンバー、カッパー)と特殊系統(ブルー、オッドアイ、ダイクロイックアイ)が形成されます。

国際的なキャットファンシアー協会の登録データおよび国内ブリーダーの統計に基づく、希少度ランキングと各色の特徴を整理しました。

目の色の名称メラニン色素量・発色特徴希少度・出現頻度代表的な猫種・編集部の分析カッパー(Copper)メラニン色素量が最大。赤褐色、濃い銅色日本猫で最も高頻度(約60%)和猫(雑種)、ブリティッシュショートヘア。日照時間の長い温帯〜亜熱帯起源の猫に定着。アンバー(Amber)中〜多量のメラニン。鮮やかな琥珀色、黄色、ゴールド一般的(中頻度)アビシニアン、ベンガル。光を浴びると黄金に輝く野性味を残す系統。ヘーゼル(Hazel)中程度のメラニン。グリーンとブラウンが混ざり合う淡褐色中頻度〜やや希少キジトラ、アメリカンショートヘア。瞳孔周りと外周でグラデーションを描く。グリーン(Aqua/Green)メラニン色素がごく微量。わずかな色素とレイリー散乱が融合やや希少(寒冷地種に優勢)ロシアンブルー、エジプシャンマウ。日光が弱い北方地域原産の血統に多い。ブルー(成猫の青)メラニン色素がほぼ皆無。ポインテッド遺伝子等の作用希少(品種依存性が高い)シャム、ラグドール、純白猫。体温が低い末端のみ色素が出る変異を伴う。オッドアイ(虹彩異色症)左右の瞳でメラニン色素量が異なる(片方が青、もう片方が金/緑等)極めて希少(白猫全体の約15〜25%)ターキッシュアンゴラ、白猫。遺伝的阻害による色素移動の偏りが原因。ダイクロイックアイ1つの虹彩の中に2つの異なる色が扇状・環状に混在超希少(数万頭に1頭レベル)品種問わず突発的に出現。「中心性虹彩異色症」や「扇形虹彩異色症」に分類。

日本国内で親しまれている和猫(日本猫の雑種)にカッパー(銅色)やアンバー(琥珀色)が多いのは、強い紫外線から網膜を保護するためにメラニンを豊富に蓄積した系統が自然淘汰の中で生き残ってきた歴史的背景があります。一方、北欧やロシア原産の猫にグリーンや淡いブルーが多いのは、日照時間が短い環境への適応によるものです。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。