韓国時代劇を歴史順に並べると?名作が繋がる年表と歴代王の真相

韓国時代劇を歴史順に並べると?名作が繋がる年表と歴代王の真相

韓国時代劇を歴史順に並べると?名作が繋がる年表と歴代王の真相についての最新情報をご紹介します。

韓国時代劇ドラマを歴史順に並べると一体どうなるのか。多くの視聴者が抱くこの疑問に対する端的な答えは、「点滅していた人間ドラマの断片が、逃れられない巨大な国家の宿命へと統合される」という点に尽きます。

例えば、大ヒット作『トンイ』のラストで我が子の無事と成長を祈り宮廷を去った主人公トンイ(淑嬪崔氏)。彼女の息子である延礽君(ヨニングン)が即位して第21代王・英祖(ヨンジョ)となり、自らの実子である思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めて餓死させるという凄惨な事件『壬午士禍』を起こす過程は、ドラマ『秘密の扉』や『ヘチ 王座への道』で克明に描かれます。さらに、その非業の死を遂げた思悼世子の遺志を継ぎ、名君として開花するのがドラマ『イ・サン』の主人公である第22代王・正祖(チョンジョ)です。

これらを独立したフィクションとして消費していると見落としがちですが、時系列順に並べることで「母が流した涙」「父が抱いた猜疑心」「孫が背負った復讐と赦免の苦悩」が、すべて一族の同一線上にある現実の歴史であった事実を突きつけられます。権力者を突き動かした動機が、数代前の先祖が下した冷酷な政治的決断のツケであったと知る時、物語の没入感は別次元へと昇華します。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。