オレンジとみかんの決定的な違いは?皮の剥きやすさや栄養価を徹底比較

オレンジとみかんの決定的な違いは?皮の剥きやすさや栄養価を徹底比較

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普段私たちが「みかん」と呼んでいる果実は、植物学的にはミカン科ミカン属の「温州みかん(ウンシュウミカン)」を指します。原産地は約400〜500年前の日本の鹿児島県(旧長島町付近)と推定されており、中国から伝わった柑橘の種子から偶然発生した種なしの変異種が起源とされています。学名はCitrus unshiuであり、海外では「Satsuma Mandarin(サツマ・マンダリン)」の名で流通しています。

対する「オレンジ」は、インドのアッサム地方が原産地であり、地中海沿岸を経てアメリカや南米へと伝播した「スイートオレンジ(Citrus sinensis)」系統を指すのが一般的です。原産地の気候が乾燥し強い日差しを浴びる地域であったことから、果実を乾燥や外敵から守るために強固な果皮を発達させました。

店頭で見分ける最も簡単な見分け方と断面の形状は、果実のプロポーションとヘタ周辺の凹凸に表れます。

  • 温州みかんの形状:全体的に扁平(平らな球体)で、上下がやや窪んでいます。果実を水平にカットした断面を見ると、中心部(果心)に空洞ができやすく、房(じょうのう)同士の結びつきが緩やかです。
  • オレンジの形状:真球に近く、どっしりとした重量感があります。水平にカットした断面は果心が完全に詰まっており、果肉と皮の間に一切の隙間が存在しません。

青果市場の仲卸担当者は「手に取った瞬間にズシリと中身の詰まった硬さを感じるのがオレンジ、指先がスッと沈む柔らかさを持つのが温州みかんであり、この感触の差は内部の細胞密度の違いに直結している」と解説します。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。