「Sサイズはすぐに終わるが、Mサイズは1歳過ぎまで一番長く使うから大量に買いだめしておくべきだ」というネット上の言説は、半分正しく、半分は危険な罠を孕んでいます。
確かにMサイズの滞在期間は全サイズ中最長(平均6〜9ヶ月間)ですが、生後7ヶ月から1歳にかけての乳児の体型変化は非線形であり、予測が極めて困難だからです。つかまり立ちや伝い歩きを始めると、それまで蓄えていた皮下脂肪が急激に引き締まり、体重の増加ペースが鈍化します。その結果、「体重は増えていないのに背が伸びて股上が足りなくなる」「逆に太ももだけが筋肉質になって太くなる」といった局所的なアンバランスが生じます。
ここで特売だからと4〜5箱(12〜15パック相当)を一度にストックしてしまうと、ある日突然起きた「深夜の背中漏れ連発」や「太ももの擦れ」によって、残りの3箱が完全に無駄になるという悲劇が起こります。未開封のオムツはフリマアプリ等で再販可能ですが、大型荷物のため送料と販売手数料で20〜30%の損失が発生します。経済合理性を保つための鉄則は、「Mサイズのストックは常に未開封で2パック(約2〜3週間分)まで」に抑えることです。