ワイシャツの乾燥機は本当にNg?シワと縮みを防ぐプロ直伝の裏ワザ

ワイシャツの乾燥機は本当にNg?シワと縮みを防ぐプロ直伝の裏ワザ

ワイシャツの乾燥機は本当にNg?シワと縮みを防ぐプロ直伝の裏ワザについての疑問解決ガイドをご紹介します。

ワイシャツを乾燥機に入れた際、首回りや袖丈が一回り小さくなってしまう現象には、明確な物理的理由が存在します。ワイシャツが乾燥機で縮む最大の要因は「熱」と「水分蒸発時の摩擦(タンブル動作)」です。

一般的なワイシャツに多く使われる綿(コットン)は、植物繊維特有の「撚り(より)」を持っています。洗濯によって水分を含んで膨張した繊維が、乾燥機のドラム内で激しく叩きつけられながら60℃〜80℃以上の高温にさらされると、急速に水分を失う過程で繊維同士が過度に絡み合い、元の状態よりも強く収縮してしまいます。

さらに見落とされがちなのが、襟(カラー)やカフス(袖口)の内側に仕込まれている「接着芯地(芯材)」の存在です。表生地と芯地を熱融着させる樹脂が高温乾燥によって変形・収縮すると、外側の生地が引っ張られて波打ち、いわゆる「パッカリング」と呼ばれるシワや型崩れを引き起こします。品質表示タグに「タンブル乾燥禁止」が記載されている製品が多いのは、この芯地と天然繊維への熱ダメージを防ぐためです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。