家庭菜園のみょうがは、ピークを迎えると一度に食べきれないほど次々と顔を出します。みょうがは水分が蒸発しやすく、冷蔵庫の野菜室にそのまま放置すると3〜4日でしなびて変色してしまいます。収穫直後の爽快な食感と香りを逃さないための、代表的な保存テクニックを伝授します。
数日から1週間程度で使い切るなら、「水中保存」がベストです。密閉容器にみょうがを並べ、全体が浸かるまで水道水を注ぎ、フタをして冷蔵庫へ入れます。2〜3日に一度水を入れ替えるだけで、約10日間〜2週間は採れたてのような瑞々しさと硬さを維持できます。
1ヶ月以上の長期にわたってストックしたい場合は、「冷凍保存」を活用しましょう。よく水洗いして水気を完全に拭き取ったあと、使い勝手に合わせて保存方法を選びます。
- 丸ごと冷凍:ラップに重ならないよう平らに包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍(約1ヶ月保存可能)。凍ったまま包丁を入れるとサクサクと簡単にスライスできます。
- 刻み冷凍:小口切りや千切りにしてキッチンペーパーで余分な水分を吸い取り、薄く広げて冷凍。使いたい分だけ手でパキッと割って、味噌汁や麺類の薬味にそのまま投入できます。
そして、みょうがの保存食として頂点に君臨するのが「甘酢漬け」です。熱湯でサッと数秒湯通ししたみょうがを、酢・砂糖・塩を合わせた調味液に漬け込むだけで、アントシアニン色素が酸に反応して息をのむほど鮮やかなルビーピンク色に発色します。冷蔵庫で密閉保管すれば半年近く保存が可能で、箸休めやお弁当の彩り、お肉料理の付け合わせとして重宝します。