年齢を重ねるにつれて白髪やシワが増えることを、彼は「深み」として肯定する。若さにしがみつくのではなく、その時々の自分の肉体と精神のありようをそのまま作品に投影するスタンスだ。モデル時代に培った抜群のファッションセンスは健在だが、現在のスタイリングにはどこか肩の力が抜けた大人の余裕が漂う。
「歳をとるほど面白くなる」という彼の言葉通り、50代となった現在のビジュアルと佇まいは、若い頃以上の渋みと知的さを放っている。これは単なるルックスの良さではなく、内面から滲み出る生き様そのものが醸し出す美しさと言えるだろう。