美容界のレジェンドと呼ばれる野沢道生氏の歩みは、日本のヘアメイクトレンド史そのものと言っても過言ではありません。まずはその基本プロフィールと、時代を築いた足跡を整理します。
野沢道生氏は山野美容専門学校を卒業後、都内有名サロンで頭角を現し、1990年代半ばに仲間と共に原宿に「ACQUA(アクア)」を設立。巧みなカット技術と圧倒的なセンスで瞬く間に原宿・表参道エリアのトップサロンへと押し上げました。
1999年にスタートしたフジテレビ系深夜番組『シザーズリーグ』では、スタイリッシュな佇まいと「女性の顔立ち・頭の形を瞬時に見極めて劇的に変身させる技術」を披露。瞬く間に社会現象となり、サロンの予約電話回線がパンクするなど、一時代を築き上げました。その後、さらなる技術の追求と自らの理想とするサロン空間を構築するため、ACQUAを円満退任して独立を果たし、銀座を拠点とする新ブランドを立ち上げました。