彼が日曜の昼下がりに届けていたスタイルは、単なる調理の手順を教える枠を超えていた。タレントの国分太一との息の合った掛け合い、豪快でありながら誰でも再現できる絶品レシピ。二人が作り出す温かな空間は、視聴者にとって週末の心地よい日常そのものだった。
それだけに、制作を手掛けるテレビ東京をはじめ、メディア関係者に走ったショックはあまりにも大きかった。番組側は彼の復帰を信じて代役を立てながら放送を維持したものの、後遺症の重さと長期療養の必要性が明確になるにつれ、正式な降板という辛い決断を下さざるを得なくなる。それでも今なお、TVerなどで旧作が再配信されるたび、彼が画面で見せた溢れる情熱に思いをはせる声は後を絶たない。