光があれば影もある。柏キャンパスが抱える最大の課題は、依然として「生活インフラの国際化」と「都心との物理的・心理的距離」だ。つくばエクスプレスは便利になったとはいえ、本郷キャンパスや他大学との往来には、それなりの時間とコストがかかる。
さらに、急増する外国人研究者やその家族に対する、英語での医療サポートや教育環境の整備は、まだ十分とは言えない。柏の葉エリア全体の地価や家賃の上昇も、若い学生や研究者にとっては死活問題だ。この「生活のしやすさ」のギャップをどう埋めるかが、今後の持続的な成長の鍵を握っている。