2018年12月にリリースされたRADWIMPSのアルバム『ANTI ANTI GENERATION』において、「そっけない」はアルバムの叙情的な核を担う重要なポジションに配置されました。ONE OK ROCKのTakaやあいみょんとのコラボ楽曲など、多彩で攻撃的なアプローチが目立つ同作の中で、本作のミニマルで親密なトーンはひと際異彩を放っています。
野田洋次郎はインタビュー等で、本作の制作において「作為的なロジックを排除し、身体から自然に溢れ出るメロディと言葉を大切にした」趣旨を明かしています。深夜の部屋でピアノに向かい合い、個人的な感情のひだを指先でなぞるように紡ぎ出されたプライベートな空気感が、そのまま音源へと封じ込められました。
大掛かりなアレンジに頼らず、ピアノと歌声、そして抑制の効いたリズムセクションで構築されたサウンドスケープは、リスナーに対してまるで自分の部屋で歌われているかのような没入感をもたらしています。