現地を訪れるにあたって決して忘れてはならないのが、潮汐表(タイドグラフ)の事前確認だ。有明海は日本一の干満差を誇り、その差は最大で6メートルにも達する。潮が満ちるスピードは予想以上に早く、撮影に夢中になっていると足元があっという間に水没する危険がある。
訪問のベストタイミングは、満潮の前後2時間程度だ。道が海に沈んでいく過程、または海から道が立ち現れる瞬間を狙うのが鉄則となる。干潮のピーク時には道が完全に露出して水気がなくなり、泥干潟が広がるため、思い描く「海に浮かぶ道」とは異なる景観になる点にも留意したい。
見頃の時間帯や潮位については、宇土市役所観光課が発信する潮汐カレンダーや最新の観光案内をチェックするのが確実だ。潮の動きを計算に入れたスケジュール調整こそが、感動的な旅を成功させる最大の鍵となる。