遥那もよりを語る上で絶対に外せない代表作が『三日月まおは♂♀をえらべない』です。本作は「10歳になるとどちらかの性別を選ぶ世界」を舞台に、決断を先延ばしにしたまま高校生になってしまった主人公・三日月まおを巡るジェンダー&ラブコメディとして大きな反響を呼びました。
単なる奇抜な設定にとどまらず、「誰かを好きになること」「自分らしく生きるとは何か」という根源的な問いを、爽やかかつ切実な青春群像劇へと昇華させた点が絶賛されました。男女どちらの姿になっても損なわれない主人公の魅力や、周囲の友人たちが抱える葛藤の描き込みは見事で、連載終了後も名作として語り継がれています。