2023年7月、フィットネス団体FWJ(Fitness World Japan)主催のコンテスト「MOLA CUP」のビキニクラスに極秘参戦し、褐色に焼けた引き締まった肉体とバキバキの腹筋を披露したニュースは日本中に衝撃を与えました。普段のふんわりとした柔らかいイメージから一転、極限まで絞り込まれた筋肉美に、SNS上では「CGではないのか」「体調は大丈夫なのか」と騒然となりました。
取材関係者の証言や当時のフィットネス関係者の証言によると、この挑戦は決して突発的な思いつきではありませんでした。かねてよりトレーニングへの関心が高く、YouTube等を通じてボディメイクのストイックな世界に惹かれていた藤澤選手が、パーソナルトレーナーのマッスルゲート王者・マイク宮本氏との縁をきっかけに、約3カ月という短期間で本格的な減量と筋肥大プログラムをやり遂げたのです。
氷上で約20キログラムのストーンをコントロールし、2時間半に及ぶ極限の集中力を保つためには、強靭なインナーマッスルと体幹の安定が欠かせません。藤澤選手は「一度自分の体を限界まで追い込み、筋肉の構造や食事管理を極限まで突き詰めてみたかった」というアスリートとしての探求心から出場を決意しました。大会後、短期間でカーリングに必要な脂肪と筋肉のバランスへと戻しており、競技パフォーマンスを向上させるための綿密な身体実験であったことが実証されています。