1D「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」大ヒットの真相と現在

1D「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」大ヒットの真相と現在

1D「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」大ヒットの真相と現在の全貌を詳しく解説してご紹介します。

楽曲の魅力を語る上で欠かせないのが、爽快感あふれるミュージックビデオの存在です。映像を手掛けたのは、数々のファッション広告や音楽映像を手がけてきた名匠ジョン・ウルバノ(John Urbano)。撮影は2011年7月、アメリカ・カリフォルニア州マリブのウエストワード・ビーチ(Westward Beach)およびエル・マタドール・ステート・ビーチ周辺で行われました。

レトロなフォルクスワーゲン・キャンパーバン(タイプ2)に乗り込んだ5人が、海沿いのパシフィック・コースト・ハイウェイを駆け抜け、白い砂浜で等身大の笑顔を見せながら歌い踊る姿は、「作られたアイドル」ではなく「仲の良い等身大の若者たち」というイメージを決定づけました。MVに登場するオレンジのキャンピングカーやマリブの海岸線は、世界中からファンが訪れる伝説的な聖地となっています。

また、当時の海外の反応と熱狂の裏には、黎明期だったTwitter(現X)やTumblrを中心としたファンダム「Directioners(ダイレクショナー)」の組織的な連帯がありました。テレビ局のスタジオ前に何千人ものファンが徹夜で押し寄せ、メンバーの一挙手一投足が瞬時に世界中に拡散される現象は、SNSの拡散力とボーイズグループが結合した歴史上最初の成功例となりました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。