ネット上の口コミやSNSコミュニティにおける生の声を精査すると、劇的な変化を体感した層と、逆に何も変わらなかった層には決定的な「心理状態の違い」が浮き彫りになります。
大手IT企業に勤務する30代女性は、直属上司からの陰湿な嫌がらせに悩まされ、塩まじないを実行した体験を次のように語っています。
「毎日会社に行くのが吐き気をもよおすほど辛く、藁にもすがる思いでトイレットペーパーに『上司との接点が生じる業務環境』と書いて流しました。呪うのではなく『自分の人生からこの苦しみを切り離す』と強く念じたところ、その3週間後に別部署の立ち上げに伴う上司の電撃異動が発表されました。鳥肌が立ちましたが、何より救われたのは私自身の心でした」
一方で、効果を実感できなかったケースの多くは「相手を呪い殺したい」「不幸になればいい」と憎悪を滾(たぎ)らせながら行っている傾向が見られます。憎悪に意識をフォーカスしている状態は、心理学的に言えば「相手に強い注意のスポットライトを当て続けている」のと同じです。結果として、かえって相手の些細な行動が目につき、ストレスが増幅してしまう悪循環に陥るのです。