モデルから本格的な女優への足がかりを探していた当時、彼女のキャリアを劇的に変える出会いとなったのが本作のオーディションでした。池田エライザ当時の年齢経歴を振り返ると、1996年生まれの彼女は公開当時まだ19歳。雑誌『CanCam』の専属モデルとしてティーン世代から絶大な支持を集め、「自撮りの神」「エライザポーズ」の火付け役としてSNS世代のカリスマ的存在でした。
そんな華やかなファッションアイコンが挑んだのが、過激な性描写とナンセンスギャグが渦巻く園子温ワールドです。池田エライザ女優デビュー作経緯としては、すでに数本の作品に出演経験はあったものの、本格的な映画ヒロインへの挑戦は本作が初。オーディション会場では、下ネタや奇抜なシチュエーションが飛び交う異様な空気の中、物怖じひとつせず堂々と演技を披露し、現場スタッフを圧倒したと伝えられています。
メガホンを取った園子温監督は、単なるビジュアルの美しさだけでなく、彼女の内に秘めた反骨心や「女優として何でもやってやる」という獰猛なまでの覚悟を高く評価しました。型にはまらない存在感と肝の据わった度胸こそが、園子温監督オーディション抜擢の最大の決定打となったのです。