舟山久美子の原点は、17歳の時に渋谷でスカウトされたことに遡る。ファッション誌『Popteen』で専属モデルを務めると、瞬く間に若者のカリスマへと登りつめた。爆発的な人気の証として打ち立てたのが、同誌における17ヵ月連続表紙起用という金字塔だ。
当時の日本を席巻したギャル文化の中心には、間違いなく彼女がいた。盛ったヘアスタイルに印象的なアイメイク、トレンドを先取りしたコーディネート。彼女の着用したアイテムが翌日には店頭から消える現象が相次ぎ、ファッション界における一大ムーブメントを創出。単なるモデルの枠を超え、若者文化そのものを牽引するシンボルだった。