チームを牽引するのは、最速140キロ台後半の直球とキレ味鋭いスライダーを武器とするエース投手だ。冬場の筋力トレーニングとフォーム改善により、球威は昨秋から一段と増した。「自分たちの代で歴史を変える。横手から甲子園へ行くという目標に揺らぎはない」と力強く語る。
主将もまた、チームの結束力に自信をのぞかせる。「僕たちは特別な天才集団ではありません。泥臭く拾い、頭を使って1点を守り切る。横手の街の人たちの声援が、土壇場でのあと一歩を踏み出す力になっています」。主将の言葉からは、地域全体の期待を背負う覚悟と強い意志が滲み出る。