キャリアチェンジ犬の多くは、ラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバー、あるいはそのクロス(交雑種)です。彼らは人間社会のルールを学ぶ特別な社会化期を過ごしており、一般的なペットショップやブリーダーから迎える犬とは異なる明確な特徴を備えています。
最大の魅力は、人間に対する絶対的な信頼感と親和性の高さです。パピーウォーカーの手によって「人と暮らす楽しさ」を骨の髄まで教え込まれているため、攻撃性を持つ個体は極めて稀です。アイコンタクトを取る習慣や、室内で静かに待機する基礎マナーが身についている点も高く評価されています。
一方で、「盲導犬の訓練を受けた犬だから、何もしなくても言うことを聞く」という思い込みには注意が必要です。基礎的な素地はあるものの、キャリアチェンジした犬たちは若さゆえの溢れるエネルギーや茶目っ気を持っています。家庭に迎え入れた後は、新しい飼い主が一から信頼関係とルールを築き直す必要があります。