ネット上の掲示板やSNSでは、高校軟式野球に対して「硬式野球に入れなかった選手の受け皿」「レクリエーションに近い緩い部活動」といった古い偏見が散見されます。しかし、現代の現場実態はそれらのイメージとは大きくかけ離れています。
まず、怪我のリスク管理の観点から自ら軟式を選択する実力者が増えています。成長期における肘や肩への負担を考慮し、将来を見据えてあえてハイレベルな高校軟式野球部を選択する中学生シニア・ボーイズ出身者が少なくありません。実際、球速135km/hを超えるストレートを投げ込む本格派投手や、俊足巧打の好打者が数多く在籍しています。
また、「大学野球への道が閉ざされるのではないか」という懸念も完全な誤解です。東京六大学や東都大学リーグの準硬式野球部・硬式野球部へ進んで主将や主力として活躍する例は枚挙にいとまがなく、指定校推薦やAO入試、一般受験を通じて難関大学へ進学する選手が非常に多いことも、神奈川の高校軟式野球部の際立った強みと言えます。