Q1:お酒をほとんど飲まないのにコレステロールが高くなるのはなぜですか?
A1:アルコールの摂取は主に中性脂肪(トリグリセライド)を上昇させる要因となります。LDLコレステロールの数値は、飲酒の有無よりも飽和脂肪酸の摂取量、加齢に伴う代謝低下、女性ホルモンの減少、あるいは遺伝的な脂質代謝能力に強く影響されるため、下戸であっても数値が高くなることは珍しくありません。
Q2:健診でLDLコレステロールだけが高く、他はすべてA判定でした。再検査は必要ですか?
A2:必須です。単独の高値であっても、LDLが血管内皮を傷つけプラークを作るメカニズムは働いています。特にLDL値が160mg/dL以上ある場合は、すでに無症候性の動脈硬化が始まっている可能性があるため、医療機関で血管エコー(頸動脈超音波検査)などを受け、血管壁の厚みを確認することをお勧めします。
Q3:コレステロールを下げる薬(スタチンなど)は一度飲み始めたら一生やめられませんか?
A3:必ずしも一生飲み続けるとは限りません。食事療法の徹底や減量、運動の定着によって数値が安定し、動脈硬化リスクが低いと主治医が判断すれば、減量や休薬を試みるケースもあります。ただし、遺伝的要因が強い家族性高コレステロール血症などの場合は、心筋梗塞予防のために継続服用が強く推奨されます。自己判断での中断は極めて危険です。