日本大学高等学校野球部のユニフォームは、時代ごとの素材進化やシルエットの現代化を取り入れつつも、一貫して「名門・日大」の威厳を漂わせるデザインを守り続けています。胸に配された堂々たる「Nichidai」あるいは「NIHON UNIV.」のフォントは、幾多の名勝負とともにファンの脳裏に焼き付いてきました。
日大高校野球部歴代ユニフォームの歩みを紐解くと、1980年代の選抜準優勝をはじめとする黄金期には、クラシカルな重厚感あるアイボリーホワイトをベースとしたピンストライプが採用されていました。その後、2000年代以降は機能性の向上に伴い、動きやすさとシャープな視覚効果を両立させたストライプ幅やカッティングへと改良が重ねられています。
ディテールにおいてファンを魅了してやまないのが、日大高校野球部帽子マークとそこに込められた色彩設計です。日本大学のシンボルカラーである「桜色(ピンク)」や「エンジ」が、伝統の「N」マークの縁取りやアンダーラインに上品にあしらわれています。この「ピンクのNマーク」は、激闘のグラウンドでひときわ鮮やかなコントラストを生み出し、日吉のグラウンドから甲子園を目指す球児たちの誇りとして受け継がれています。