1本のタケノコの中でも、部位によって繊維の硬直度は大きく異なります。全体を同じサイズで無造作にカットして冷凍することは避け、部位の物理的特性に応じた切り分ける工夫が必要です。
柔らかく繊維が繊細な「穂先」は、縦方向の繊維に沿ってクシ形や短冊にやや大きめにカットしても食感が崩れにくく、だし汁漬け冷凍に最も適しています。姫皮と呼ばれる薄皮部分も、だし汁と一緒に冷凍すればお吸い物の具材として極上の仕上がりを維持できます。
一方、セルロースが密に詰まった硬い「根元部分」は、繊維を断ち切るように2〜3mm幅のいちょう切りや半月切り、あるいは細切り(チンジャオロース用)にします。さらに細かくみじん切りにして砂糖を少量まぶして冷凍しておけば、つくねのアクセントや餃子のタネ、春巻きの具として解凍なしで通年重宝します。