初代ファミコン版におけるふっかつのじゅもん ドラクエ1の仕様は、全20文字のひらがなで構成されていました。使用可能な文字は濁点・半濁点を含まない「あ」から「ん」までの厳選された64文字。情報工学的に見れば、64文字は「$2^6 = 64$」すなわち1文字あたり6ビットの情報量を持ちます。20文字全体で合計120ビット(15バイト)のデータ領域を確保していました。
当時の開発スタッフ(中村光一氏らチュンソフト陣営)は、この極小の120ビットの中に以下の膨大なステータスを巧みに圧縮・格納していました。
- 主人公の名前(最大4文字):各文字ごとのインデックス番号
- 経験値(EXP)および所持ゴールド:可変バイナリデータ
- 所持アイテムフラグ:「たいまつ」「やくそう」「ようせいのふえ」、そして象徴的なふっかつのじゅもん ロトのつるぎなどの所持判定
- 装備状態およびイベント進行フラグ:竜王討伐や姫救出などの特定フラグ
- チェックサム(誤り検出符号):入力ミスを即座に検知する演算コード
続く『ドラゴンクエストII 悪霊の勇者たち』では、仲間キャラクター(サマルトリアの王子・ムーンブルクの王女)のステータス、名前決定テーブル、紋章集めの状況、船の入手フラグなどが加わったことでデータ量が激増。ふっかつのじゅもん ドラクエ2では文字数が最大52文字へと大幅に拡張されました。内部的には線形合同法に似た暗号化スクランブルが施されており、1文字でも改ざんされるとチェックサムの計算結果が不一致となり、「じゅもんが ちがいます」と弾かれる精緻なふっかつのじゅもん 仕組み 解析ロジックが組み込まれていたのです。