インターネットの検索窓やSNS上では、定期的に「5時に夢中 打ち切り」「番組終了」といったワードがトレンド入りすることがあります。なぜこのような噂が絶えないのでしょうか。
その最大の原因は、「あまりの過激発言ゆえにBPO(放送倫理・番組向上機構)案件になるのではないか」という視聴者のヒヤヒヤ感にあります。夕方5時という時間帯でありながら、性的な話題やゴシップ、特定の人物への辛口批評を臆面もなく垂れ流すスタイルは、キー局であれば即座にスポンサー撤退や炎上につながりかねないリスクを孕んでいます。
しかし、局内の事情や業界データに目を向けると、事実は正反対です。
TOKYO MXにとって『5時に夢中!』は、開局以来の看板番組であり、最も高い視聴率と安定したコアファンを抱える「キラーコンテンツ」です。ナショナルクライアントが敬遠しがちな枠であっても、熱心な固定ファンに向けた独自のスポンサーがしっかりと定着しており、経営的な観点からも番組を終わらせる合理的理由は存在しません。「いつ終わってもおかしくない危うさ」こそが番組最大の演出装置であり、打ち切り説そのものが視聴者の関心を引きつける格好の燃料となっているのが実情です。