2010年の出会いから2018年3月の完全破局まで、幾度となく寄りを戻してきた2人が最終的に別の道を歩んだ背景には、表面的なゴシップ記事では語りきれない精神的・身体的な極限状態が存在していました。
最大の要因として挙げられるのが、10代前半から世界的な名声に晒され続けたことによる「共依存の連鎖」です。ジャスティンは後に米メディアの大型インタビューで「若くしてすべてを手に入れたことで、責任感や人間関係の築き方を学ぶ機会を失っていた」と回顧しています。互いを深く愛しながらも、感情の起伏やメディアの過熱報道に振り回され、健全な距離感を保てなくなっていました。
さらに決定打となったのが、セレーナの自己免疫疾患「全身性エリテマトーデス(ルプス)」の闘病とメンタルヘルスの悪化です。2017年に腎臓移植手術を受けたセレーナは、命の危機に直面する中で自身の人生や人間関係を根底から見つめ直す必要に迫られました。闘病を支えようとしたジャスティン側もまた重い鬱病や薬物依存からの回復途上にあり、お互いを癒やすキャパシティが限界を迎えていたのが実情です。