当時の撮影現場は、決して華やかなだけの場所ではありませんでした。菅田将暉本人が自著やドキュメンタリーで語った下積み時代の撮影秘話からは、過酷を極めた現場のリアルが伝わってきます。
朝5時からのロケバス移動、冬場の吹きさらしの採石場での泥まみれの撮影、テイク数十回に及ぶ厳しい演技指導など、16歳の少年には過酷すぎる環境でした。泣きながらセリフを覚える菅田を支え、実生活でも兄のように寄り添ったのが、当時24歳ですでに舞台やモデルとして経験を積んでいた相棒・桐山漣でした。
二人の関係性は単なる共演者を超えていました。桐山は仮面ライダーになることが幼少期からの夢であり、オーディションにかける熱量は並々ならぬものがありました。そんな熱い情熱を持つ桐山が、演技経験のない菅田の手を引き、役作りの相談に夜遅くまで付き合ったというエピソードはファンの間でも有名です。
気になる菅田将暉と桐山漣の現在の関係ですが、放送終了から15年以上が経過した今なお、固い信頼関係が続いています。2017年には『週刊ビッグコミックスピリッツ』の表紙および巻頭グラビアにて、約8年ぶりに「翔太郎とフィリップ」として奇跡のツーショットを披露し、大きな話題を呼びました。
また、正統続編である漫画『風都探偵』が連載開始された際やアニメ化された際にも、菅田は公式インタビューやコメントで「僕たちの原点である風都の街が、こうして愛され続けていることが本当に嬉しい」と熱い言葉を寄せています。桐山もSNSやインタビューで度々菅田の活躍を「自慢の相棒」と称賛しており、お互いのリスペクトは一切揺らいでいません。