バルーンアートで多用される細長い風船(ペンシルバルーン・260サイズなど)は、通常の丸型風船に比べて断面積が極端に狭く、ゴムの肉厚が均一に設計されているため、人間の肺活量で口から膨らませることは力学的にほぼ不可能です。
無理に口で膨らませようとすると、呼気圧が頭蓋内や耳管、頬の内側に跳ね返り、失神や血管損傷の事故につながる危険性があります。
ペンシルバルーンを扱う際は、ダイソーやセリアなどの100円ショップで市販されている「ハンドポンプ(バルーンポンプ)」の使用が業界標準となっています。100均のポンプであっても、押しても引いても空気が入る「ダブルアクション機構」を備えたモデルが多く、わずか数回のピストン運動で細長い風船を根元から先端まで均等に膨張させることが可能です。