西野未姫は2012年5月、AKB48の14期生オーディションに合格して芸能界入りを果たしました。同期の小嶋真子、岡田奈々とともに研究生時代から圧倒的な存在感を放ち、ファンの間では「三銃士」と称され、前田敦子や大島優子らが築いた黄金期を継ぐ次世代の象徴として嘱望されたのです。
当時の西野を象徴していたのが、観客の目を釘付けにした「全力ダンス」でした。小柄な体躯を極限まで使い、髪を乱しながら踊る姿は劇場公演の名物となり、先輩メンバーや劇場支配人からも「ステージにかける熱量は随一」と高く評価されていました。
2013年7月には、AKB48グループの次世代メンバーで構成された派生ユニット「てんとうむChu!」(小嶋真子、岡田奈々、西野未姫、北川綾巴、渋谷凪咲、田島芽瑠、朝長美桜)のメンバーに抜擢。読売テレビ系冠番組『てんとうむChu!の世界をムチューにさせます宣言!』をはじめ、地上波各局での露出が急増しました。
しかし、個人としての人気指標である「AKB48選抜総選挙」では激しい競争に直面します。
第5回(2013年)は圏外、第6回(2014年)は62位(12,824票)でフューチャーガールズ入りを果たすも、第7回(2015年)で再び圏外へ転落。第8回(2016年)に61位(16,548票)へ返り咲いたものの、同期の岡田奈々や小嶋真子が選抜常連へとステップアップしていく中で、順位の伸び悩みとポジション争いの重圧が西野の肩に重くのしかかっていきました。