島忠がニトリホールディングスの傘下に入ったことで、利用者が最も気にしていたのが「長年親しんできた島忠の良さが失われてしまうのではないか」という点でした。しかし、現場のフロアを綿密にリサーチすると、単なるニトリ化ではなく「島忠とニトリ双方の強みを掛け合わせたハイブリッド構造」へと見事に脱皮を遂げている事実が浮かび上がります。
2階の家具・インテリアフロアでは、ニトリを代表する高コストパフォーマンスなカーテン、寝具、キッチン収納雑貨などのプライベートブランド(PB)が広大に展開されています。その一方で、かつて島忠が得意としていた「カリモク家具」や「シモンズ」「フランスベッド」といった国内外のプレミアム家具ブランドの取り扱いも継続。低価格ラインから一生モノの高級家具までを同一フロアで実物比較できる空間は、純粋なニトリ単独店舗にも従来のホームセンターにもない独自の強みです。
さらに、1階の「資材館・DIYコーナー」も縮小されることなく強固に維持されています。木材の直線カット加工サービスや電動工具のレンタル、ネジ・ボルトのバラ売りなど、プロの施工業者から本格派のDIY愛好家までを満足させる専門性は健在。日常の消耗品やニトリの便利グッズを購入しつつ、本格的な住環境の修繕資材も同時に揃えられる実用性の高さが、地域住民の厚い信頼につながっています。
また、ファミリー層からの絶大な支持を集めているのが、1階奥に展開するペットショップコーナー(ペッツファースト等)です。子犬や子猫の生体販売だけでなく、フードやケア用品の圧倒的な品揃え、トリミングサロン、一時預かりサービスまで対応。愛犬用のカートに乗せたまま1階フロアの一部を同伴できる配慮も、ペットオーナーの間で口コミ評価を押し上げる要因となっています。