マリオのドット絵に隠された衝撃の真相!16マスの制約とヒゲの秘密

マリオのドット絵に隠された衝撃の真相!16マスの制約とヒゲの秘密

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マリオのアイコンといえば「赤いシャツに青いオーバーオール」というイメージが現代では完全に定着しています。しかし、1985年に社会現象を巻き起こした『初代スーパーマリオブラザーズ』のカートリッジを実機で起動すると、その姿は現在の配色とは明確に異なっています。

画面に現れる小さなマリオは、赤色のオーバーオールに茶色のシャツを着用しています。この配色になった背景には、ファミコンレトロゲームドット絵が背負っていたシビアなハードウェアの制約がありました。

ファミコンの仕様上、1つのスプライト(キャラクターの描画単位)に使用できるカラーパレットは「透明色+3色」までに制限されていました。つまり、マリオを構成できる色は実質的に3色だけだったのです。黒い輪郭線を描くだけで貴重な1色を消費してしまうため、開発陣は輪郭線を引かず、配色のコントラストだけで体の各部位を分離させる手法を取りました。

もし全身を同系色の服にしてしまうと、腕を振って走るアニメーションの際、腕が胴体に埋もれて何をしているのか視認できなくなります。腕と胴体の重なりを明確に区別し、どんな背景(青空や黒い地下空間)でも動きが破綻しない組み合わせとして、濃い茶色と鮮烈な赤のツートンカラーが選ばれました。こうしたマリオオーバーオール配色経緯を辿ると、後に『スーパーマリオワールド』(1990年)などでハードの同時発色数が劇的に向上したことで、現在の鮮やかな青つなぎスタイルへと自然に移行していった流れが浮き彫りになります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。