ファンが最も熱狂する「現役九名の柱における最強は誰か」という問いに対し、公式が最も明確な答えを用意しているのが岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)です。
悲鳴嶼が柱最強である根拠は、単なる読者の推測ではなく、作中の決定的な描写とセリフに裏打ちされています。
嘴平伊之助は初対面時に悲鳴嶼を「鬼殺隊で一番強い奴」と直感的に見抜いており、敵である上弦の壱・黒死牟も対峙した瞬間に「極限まで練り上げられた肉体の完成美」「これほどの剣士を拝むのは三百年ぶり」と惜しみない賛辞を送りました。巨大な鉄球と手斧を自在に操る異常な筋力に加え、盲目でありながら空間認識能力に長け、「痣の発現」「赫刀の発現」「透き通る世界」のすべてを自力で解読・到達した戦術眼は突出しています。
悲鳴嶼に続く上位陣として議論されるのが、風柱・不死川実弥と霞柱・時透無一郎、水柱・冨岡義勇、蛇柱・伊黒小芭内らです。実弥は黒死牟から悲鳴嶼と共に「柱の中でも上位の二人」と評され、豊富な実戦経験と希血による敵の酩酊効果、常軌を逸した闘争本能で激戦を生き抜きました。
一方、最年少にして刀を握ってわずか2ヶ月で柱に登りつめた時透無一郎は、始まりの呼吸の血を引く天才であり、単独で上弦の伍・玉壺を撃破した実績を持ちます。ただし、経験値の浅さゆえに黒死牟戦では初動で深手を負っており、「瞬発的な最大出力」と「戦況対応力を含めた総合力」の評価で意見が分かれる要因となっています。
また、主人公・竈門炭治郎の覚醒度合いも特筆すべき要素です。最終決戦において「日の呼吸(ヒノカミ神楽)」の十三番目の型を繋ぎ、透き通る世界と無我の境地に達した終盤の炭治郎は、実質的に柱の上位陣に匹敵、あるいは無惨戦への適性においてそれを凌駕する戦闘力を発揮しました。