一方の小柳ルミ子は、大澄との破局後も芸能界の第一線で孤高の輝きを放ち続けています。歴代の結婚歴を振り返っても、大澄との結婚が生涯唯一のものであり、離婚後は独身を貫いています。2026年現在で73歳を迎えている小柳ですが、その引き締まったスタイルと圧倒的な声量は今なお健在であり、日々の過酷なストレッチと筋力トレーニングを1日も欠かさないプロ意識には脱帽させられます。
そんな小柳の現在を語る上で欠かせないのが、社会現象ともなった「サッカーへの凄まじい熱中」です。リオネル・メッシのプレーに心を奪われたことをきっかけに、国内外のサッカーを年間数千試合も観戦。深夜から早朝にかけてテレビの前に陣取り、自作の「サッカー観戦ノート」に選手の特徴や戦術分析をびっしりと書き込む姿がSNSやメディアで紹介されると、そのガチすぎる分析眼がサッカーファンの間で大絶賛を浴びました。今やサッカー解説番組やイベントにゲストとして招聘されるなど、従来の歌謡界の枠組みを軽々と飛び越えた独自のポジションを確立しています。
そして世間を最も驚かせたのが、2人の「奇跡の和解」でした。離婚から約11年が経過した2011年以降、バラエティ特番の企画などをきっかけに2人はメディア上で再会を果たしました。かつては互いに顔を合わせることすら拒絶していた2人でしたが、カメラの前で過去の恩讐を水に流し、笑顔で言葉を交わす姿は大きな感動を呼びました。小柳は大澄の舞台人としての成長を「立派になった」と率直に讃え、大澄もまた「ルミ子さんという存在がいたからこそ、今の自分がある」と最大級の感謝を示したのです。愛憎の果てにたどり着いたその関係性は、元夫婦という枠を超えた、尊敬し合える戦友そのものでした。