吉野工業所の売上高はいくら?驚異の業績推移と非上場の真実

吉野工業所の売上高はいくら?驚異の業績推移と非上場の真実

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上場企業であればEDINET等で有価証券報告書が即座に開示されますが、非上場を維持する吉野工業所の財務状況は一般には厚いベールに包まれています。しかし、民間信用調査機関の公表データや官報の決算公告を精査すると、その驚くべき企業スケールが浮き彫りになります。

直近の事業年度において、吉野工業所単体の売上高は約1,300億〜1,400億円前後、国内外のグループ子会社を含めた連結売上高は約1,700億円から1,800億円規模に達しています。同社の資本金は1億円に設定されており、資本金規模だけを見れば中小企業の枠組みに位置付けられるものの、実質的には東証プライム市場の中堅〜大手メーカーに匹敵する巨大サプライヤーです。

特筆すべきは、同社の堅実な業績推移と収益性です。原材料であるナフサやPET樹脂の価格高騰、円安による輸入コストの上昇といった外部環境の激変に直面しながらも、的確な価格転嫁力と高付加価値ボトルの投入により、極めて安定した営業利益および純利益を維持しています。業界関係者の証言によると、同社の営業利益率は一般的な包装資材メーカーの平均(3〜4%前後)を上回る6〜8%台を安定してキープしていると分析されています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。