ネット上では「計算高い炎上商法」「あざといかまってちゃん」と切り捨てられがちな彼女ですが、その歩みを時系列で検証すると、単なるパフォーマンスでは片付けられない複雑な背景が存在します。
特筆すべきは、2010年代の壮絶な離婚と芸能活動休止ののち、38歳で東海大学文学部へ社会人入学し、4年でストレート卒業を果たしたという厳然たる事実です。精神的などん底を経験しながらも、若い学生に混ざって毎日通学し、論文を書き上げて学士号を取得した粘り強さは、世間が抱く「刹那的で情緒不安定なタレント」というステレオタイプとは大きく矛盾します。
また、彼女がブログで吐露する心身の揺らぎや極端な自虐は、緻密な計算に基づいたマーケティングというよりも、自意識と不安を誰かと共有せずにはいられない「衝動的な不器用さ」に起因している側面が強いと言えます。発信者本人は「ありのままの弱い自分を曝け出すことで読者と繋がっている」と信じているのに対し、SNSの断片的な情報だけを消費するネットユーザーからは「承認欲求の塊」として映ってしまう——この自己認識と他者評価の決定的なズレこそが、アンチを生み出し続ける根本的な盲点です。