家電製品を長く使う上で欠かせないのが、購入後の保証や故障時の修理サポートです。「買収されたことでコールセンターが通じにくくなったり、修理対応が放棄されたりするのではないか」という不安も根強く囁かれます。
しかし結論から言えば、現在も東芝ライフスタイル傘下の専属サービス部門(東芝コンシューママーケティング等の修理ネットワーク)が全国で稼働しています。修理依頼窓口はフリーダイヤルおよび公式Webサイトで一元管理されており、自宅への出張修理を行うスタッフも、東芝製品を熟知した専門技術者が派遣されます。
補修用性能部品の保有期間についても、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)が定める業界統一基準(洗濯機・冷蔵庫・エアコン等は製造打ち切り後6〜9年)に厳格に準拠しています。部品の供給停止や修理受付拒否といったトラブルが他社に比べて頻発しているという事実は存在しません。
ただし、購入に際して1点だけ留意すべき盲点があります。それは、「東芝本体(株式会社東芝)」と「東芝ライフスタイル」は完全に別会社であるという点です。例えば、テレビ「REGZA(レグザ)」は同じく中国の大手電機メーカー・ハイセンス(海信集団)に売却された「TVS REGZA株式会社」が扱っており、パソコン「Dynabook」はシャープ(台湾・鴻海精密工業傘下)に売却されています。万が一、東芝ブランドの複数製品を所有している場合、白物家電とテレビ、PCでは問い合わせ先やサポート窓口が完全に分かれている点には注意が必要です。