なぜ、これほどまでに人の心を捉えて離さないのか。ある著名な音楽プロデューサーは、その緻密な楽曲構成を指摘する。「イントロの印象的なギターリフから、一気にリスナーを曲の世界へ引きずり込む力がある。そして、Aメロ、Bメロと緊張感を高めていき、サビで一気に感情を爆発させる。このダイナミクスが完璧に計算されている」と分析する。
歌詞が描く「じれったさ」も、聴き手の心を掴む大きな要素だ。100%伝わらない、たった「3分の1」しか届かないというもどかしさは、いつの時代の若者も抱く普遍的な悩みである。この普遍的なテーマが、疾走感あふれるロックサウンドに乗せて歌われるギャップこそが、中毒性を生み出す最大の秘訣なのだろう。