ブレイク後、ドラマ出演や舞台、子ども向け番組への進出など活動の幅を広げていたモエヤンですが、結成から8年が経過した2013年11月、所属事務所のサンミュージックを通じて年内での解散を発表しました。売れっ子として安定期に入りつつあった中での決定は、業界内外に大きな驚きを与えました。
公式発表資料および当時の手記によって明らかになったモエヤン 解散理由の核心は、ボケを担当していた久保いろは 引退でした。久保は当時、交際していた一般男性との結婚が決まり、「芸能界を完全に引退し、家庭に入って夫を支えたい」という強い意志を固めていました。コンビ芸人の場合、片方の結婚後も活動を継続するケースは多々ありますが、モエヤンは「2人でなければモエヤンではない」という信念のもと、解散を選択しました。
一部のゴシップ誌やネット掲示板では「方向性の違いによる不仲」「金銭トラブル」といった憶測も飛び交いましたが、これらは完全な誤解です。2人は下積み時代から苦楽を共にした戦友であり、久保の決断を聞いた池辺愛は、引き留めるのではなく「いろはのこれからの人生を一番に応援したい」と快く背中を押したと公表されています。エゴをぶつけ合って泥沼化するコンビが多い芸能界において、極めて清々しい幕引きでした。